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【M&Aコラム】M&A事例:ニデックによるTAKISAWAの「同意なき」買収
2023/7/13に発表された、ニデック(6594)によるTAKISAWA(6121)へのTOBについて、取り上げたい。ポイントは以下の通り。 ①『同意なき買収』は、もはやタブーではない。 ②今後さらに増える予感。一方でMBOも増える。 ニデックによる 『同意なき買収(= 敵対的買収)』 で始まったが、TAKISAWA取締役会は、ニデックの買収提案を一方的に拒否することなく、最終的に賛同表明に回った案件。例え買収防衛策を導入していても実力・理論が備わり、真っ向勝負に来る買収者には、敵わなくなったとも見える。買収提案の内容を、感情的にではなく、 『企業価値向上に資するか』 という観点で冷静に評価し、判断した被買収者側についても、昔との違いを感じた。 ①『同意なき買収』は、タブーではない 。 今回のニデックの 『同意なき買収』 を後押しするように、経産省も8/31に『企業買収における行動指針』を出しました。ここのM&Aコラムでも取り上げました >> こちら 本件は、いわゆる 敵対的買収 ですが、メディアの論調然り否定的な意見は、今回もほぼなかった
2023年9月27日


【M&Aコラム】オムロンによるJMDCへのTOB
2023年9月8日に公表された、 オムロン(6645)によるJMDC(4483)へのTOB について、少し取り上げたい。 本件のポイントは、以下2点。 ①部分買付TOB(50.1%どまりで、JMDCは上場維持) ・なぜ完全子会社化を行わないか?財務負担増を避けるため?プレミアムを抑えるため?と勘繰りたくなる。 ・少数株主としては、TOBの結果、発揮されるシナジー効果の試算について、EBITDAレベルを含めもう少し詳しく知りたい、と思うかもしれない。(詳しく開示して、売却せず持ち続けた方が良いという判断になると、それは買付側が困るので、実際はできないのだが) ②TOB価格 ・持ち続ける選択肢が残るからという理由で、部分買付の他事例然り、部分買付のプレミアムが、完全子会社化より低い。完全子会社化のプレミアム事例も参考に出した方が親切とは思う。 ・対象会社取締役会は、本件TOBについては賛同するものの、価格の妥当性については留保し、株主判断にゆだねる結論。 ⇒ 本件も、よくある子会社化のための部分買付TOB。今年もDiscouted...
2023年9月21日


【M&Aコラム】M&A事例:積水化学による信越ポリマーの塩ビ管等事業の取得
2023年9月8日、 積水化学工業による信越ポリマーの塩ビ管等事業の取得 が発表された。 本件を見て思ったことは、 ・公取からの承認 ⇒ 公取の考えって、正しい? ・化学業界における業界再編 ⇒ 何故起きない?(M&A業者だからではなく、一応弁明) 小さな見過ごされそうなM&A案件とは言え、ここから見えてくる大きなこと、この取引から見える化学業界再編の問題に目を向けたい。 ①公正取引委員会からの承認 買収者側の積水化学工業(積水)側のプレスによると、『公正取引委員会より本年8月25日付で「排除措置命令を行わない旨の通知書」を受領し、承認を受けている』との一文があった。M&A取引としては、信越ポリマー管材事業(対象事業)に関する人員・資産および取引契約は、以下のようにサプライチェーンで分けて積水グループが譲り受けることとなる。 ・販売: 対象事業の顧客契約(取引) → ヴァンテック(積水100%)に移管 ・生産: 対象事業南陽工場 → 徳山積水(積水70%・東ソー30%)に移管 ・物流: 積水物流部門に移管 ㈱ヴァンテック ・沿革: 1957年
2023年9月9日
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