10月8日KKRによる富士ソフトの買収今回は、KKRによる富士ソフトの買収に関するコラムとなります。 ※本件は、現在KKRによるTOB期間中であり、株価がTOB価格を上回る水準で推移していることから、株価に影響を与えるような表現は極力控え、あくまでもディール概要、新聞等で取り上げられている(=株価に織り込まれて...
9月7日海外企業による買収リスクは上昇中?今回のM&Aコラムは、海外企業による日本企業の買収リスクについて、紹介したい。サマリーは以下の通り。 1. 下がる買収障壁 実は、敵対的買収(現在は、同意なき買収という)や海外企業による日本企業の買収は、これまで以上にやりやすくなっている。(上場企業に限る)...
8月30日M&Aは経営戦略の縮図!?経営戦略 と言われると、 「企業が事業成長や目標達成のために必要な経営の展開方針であったり、その具体的な取り組み」 というイメージがある。 この文脈の中でM&Aとは、どのような位置付けなのか?どのような状況下 or 目的で、企業はM&Aを選択するのか。...
8月20日Alimentation Couche-Tard(アリマンタシォン・クシュタール)によるSeven & iへの買収提案円安の恩恵もあったかもしれないが、海外コンビニの急拡大の割に、Valuation的な割安感が狙われたのも否めない。世間の目や従業員との軋轢を気にした悠長な改革では、株主は待ってくれないという空気感が競合他社に伝わり、買収提案を受けた感もある。...
8月1日【M&A実績】弊社MKA Advisorsは、2024年8月1日に公表された 「立川ブラインド工業株式会社による富士変速機株式会社の 完全子会社化に関する株式交換契約締結(簡易株式交換)のお知らせ」 において、富士変速機様のFA(フィナンシャル・アドバイザー/第三者算定機関)を務めました。
7月25日M&Aにおける買収価格の考え方今回の「M&Aにおける買収価格の考え方」とは、いわゆる企業価値の評価方法といったテクニカルなValuationの話ではない。今回は、買収価格はどう決めるべきか、というお話。 M&A案件で買い手アドバイザーを何度か経験する際、買収価格の考え方について、クライアントと「折り合え...
6月20日キリンによるファンケルの完全子会社化キリンHDによるファンケルの完全子会社化について、コメントしたい。 案件の一報を聞いて思ったこととしては、以下の通り。 ① やっぱり、完全子会社化でしたね。 ② ファンケルの化粧品はどうするのだろう? ③ 二段階買収って意外と効果的? ④ 次のM&Aターゲットは?...
5月14日M&Aや資金調達における事業計画今回は、「M&Aや資金調達における事業計画」について、M&A視点からコラムを書きたい。 一言で「事業計画」と言っても会社成長の様々なフェーズによって、重要となるポイントが異なるが、M&A・ファイナンスにおいて、共通して重要なことは、Valuation(事業価値・株式価値算...
4月28日M&Aにおける特別委員会今回は、M&Aにおける 特別委員会 について、コラムを書きたい。 ポイントは、 ・M&Aにおける特別委員会の存在感の高まり。 ・組織再編・グループ内再編は、内輪で完結できない ・条件交渉における重要な役割 非上場企業のM&Aでは馴染みがないが、 上場企業のM&A...
3月21日Valuation(企業価値評価):第2回 WACCValuation 第2回は、WACCについて、実務者目線でM&Aコラムを書きたい。 一昔前まで、DCF法の計算上にしか登場しなかったWACCが最近は、上場企業のIR資料にまで目にするようになった。上場企業目線では「資金調達コスト」、投資家目線では「期待収益率」と言い換える...
2月20日Valuation(企業価値評価):第1回 DCFワークシートのご紹介今回は、Valuationについて、M&Aコラムを書きたい。 最近、個別案件でValuation Sheetを一から作ったり、確認することが多かったので、これを機に弊社Valuation Sheet(企業価値計算シート)のサンプルを共有したい。...
2023年12月13日ベネフィット・ワン争奪戦:M3 vs 第一生命2023年12月7日、第一生命がベネフィット・ワン(B社)へのTOBを発表し、先月既に同社へのTOBを発表していたM3と対抗する形となった。 どの記事を見ても、「敵対的TOB」という悪いイメージのある表現がもはや使われなくなっただけでなく、大手企業でも堂々と対抗TOBを行う...