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M&A事例:フルキャストによる求人検索アプリ運営のインプリ買収
2023年10月23日、 フルキャストHDによるAppX株式会社の買収 が発表された。具体的には、AppXは持株会社であり、傘下の株式会社インプリが実質の買収ターゲット。ハローワーク等の求人検索アプリを開発・運営している。 本件を見て思ったことは、 ・売却タイミングが良い ・Valuationも申し分なし こちらも小さな見過ごされそうなM&A案件ではあるが、売主として、恐らくベストなタイミングで売却したことから、人材ビジネスにおけるM&Aとして参考になるところが多い。 (1)ベストなタイミングでの売却 正直なところ、株式会社インプリと言う会社は、本件で初めて見た。直近業績は、以下の通り。 2022/3期: 売上高6.3億円、営業利益3億円、当期純利益1.8億円、純資産8.9億円、総資産17億円 2023/3期: 売上高6.3億円、営業利益2.9億円、当期純利益1.9億円、純資産10.7億円、総資産19億円 皆さんはどう思うか? ・売上高は6億円程度だが、 営業利益率 は 約50% と極めて収益力のある会社。 ROE も 17.7% と高い。 ・
2023年10月24日


会社を売りたい方へ。いくらで売れるか?
いくらで売れそうか? M&Aをやっていてよく聞く話題です。少し、 株式価値評価(Valuation) について、以下3つのカテゴリーに整理してご紹介したいと思います。 (1)上場会社の場合 (2)未上場会社の場合 (3)シナジー 上場会社/非上場会社は、少し評価方法が異なるが、いずれの場合も買い手側はシナジー効果を考えて、買収を判断する。このシナジー効果が買収への意欲や価格に影響するので、最後に触れてみたい。 (1)上場会社の場合 毎日株価と言う値札がぶら下げられているので、その価格から大きく逸脱することはないです。 仮に、上場企業を100%買収する場合、所謂 コントロールプレミアム(+30~50%程度)を乗せた価格 が一般的な水準となるので、結論、 株価×1.3~1.5倍 という見方になります。 具体的には、株価自体が正しいか、適正な価値を表しているかという 市場価格分析 を行い、 類似会社比較法 (類似会社各社の EV/EBITDA* を当てはめた評価)、 類似取引比較法 (過去、同じ業種・領域のM&A案件における EV/EBITDA をもと
2023年10月23日


M&A専門家との契約における注意点
M&A案件を進める際、専門業者とアドバイザリー契約を締結することになるが、その際に気を付けておくべきポイントを当事者として、ここに紹介したい。特有の条項もあるので、注意点だけでなく、その背景や理由などもご紹介したい。 まず、 M&Aアドバイザー は、 M&A仲介会社 と フィナンシャル・アドバイザー(FA) の大きく二つある。詳細は、 こちら (過去のM&Aコラム 「M&A仲介とフィナンシャル・アドバイザーの違い」 )をご覧いただきたい。 いずれの M&Aアドバイザーであっても、彼らとアドバイザリー契約を結ぶ ことになり、彼らの役割が違うだけで、同じような契約内容なので、一括りでポイントを紹介したい。 ①アドバイザリー手数料 まず、一番重要なポイント。 報酬額 も気になるが、 タイミング も業者によって異なる。 (1)報酬体系 未上場企業の場合、M&A仲介業者もFAも、レーマン方式 を採用する業者が多い。私自身は、長年M&Aアドバイザーとして関わってきて、今もこれは高すぎるという意識があるが、クライアントも納得しているのであれば、特にコメントはな
2023年10月16日
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